本日2025年4月28日(月)もドル円の環境認識をしていきます。
昨日まとめた「今週のシナリオ」から大きな流れは概ね変わっていませんが、細かい時間足を見ると少し特徴的な動きが出ています。
5分足では少し特徴的な形「拡散型トライアングル」が出てきたので、この記事では注意ポイントをまとめました。
▶【ドル円4/22〜4/26まとめ&今週のシナリオ】動き出すのを待つ勝負のポイントは?

今日の環境認識
今日の環境認識を日足から1時間足までまとめると。。。
日足環境認識

日足では、下降トレンドの流れが続いています。
上は144.00〜144.50付近に強いレジスタンス帯がありますがMA(20〜25MA)も上からかぶさる形になっていて、戻り売りが意識されやすい場面に思えます。
ただし、月足や週足は上昇トレンドが崩れていないのと、4時間足レベルで上昇トレンドにもなっているので戻り売りしても下げは限定的かもしれませんね。
4時間足環境認識

4時間足では、143.00付近で下げ止まりを見せ、反発上昇中。
高値も安値も、切り上げてきて上昇トレンド形成しています。
ただ、144.00〜144.50の壁はまだ厚く、完全に上抜けたとは言えないかもしれません。
ここを明確に超えるまでは、レンジ内の動きと見たほうが安全です。
1時間足環境認識

1時間足では、3本のMAが上向きに並び、パーフェクトオーダーに。
直近は押し目をつけながら上昇しているが、上値も重たくなってきていますね。
特に143.80〜144.00付近での攻防に注目。
抜けると上昇加速、叩かれると再びレンジ下限(143.30付近)まで下げるリスクもあると思われます。
現在のドル円状況(5分足)

今日の朝からの動き、5分足でみてみると
- 金曜日の直近安値(143.350付近)まで一度下落
- そこから一気に143.850付近まで上昇
- その後、また143.350付近まで戻し
- そして再び143.800付近まで上昇
現在、
高値も安値も更新しながら広がっていく「拡散型のレンジ相場」になっているようなかんじですね。
拡散型トライアングルとは?
拡散型トライアングルは、
高値と安値の幅がどんどん広がりながら動いていくチャートパターンのことです。
この形が出る時は、
市場全体が「上がる?下がる?」と迷っていて、
買いと売りの力が拮抗している状態を表しています。
そのため、
方向感が定まらず、上下に大きく揺さぶられる動きになりやすく、
急な上昇や急な下落に見せかけた「だまし」も頻繁に起こります。
最終的には、こうした広がる動きがどちらかに限界を迎え、
大きなブレイク(上下どちらかへの一方通行の動き)になることが多いといわれています。
拡散型トライアングルのポイントまとめ
- 高値と安値が徐々に拡大していく形
- 買い手と売り手が強くぶつかり合っている
- 一時的に上下に大きく振れるため、だましが起こりやすい
- いずれ大きな方向にブレイクする可能性が高い
今日の戦略
今の時点での今日の戦略は・・・
- 143.850付近を明確に上抜けたら押し目買い検討
- 143.350付近を下抜けたら戻り売りを検討
- それ以外は、無理に飛び乗らず、
明確な方向感が出るまで待つことを最優先!
5分足レベルで小さな波に振り回されやすい場面なので、焦らず、待つことが大事です。
まとめ
今日は、「動き出すまでは無理をしない」。
方向感が出るまで、ラインに引き付けて、冷静にチャンスを待ちます。
小さな波に飲み込まれず、コツコツ、今できることを積み重ねていきましょう