ドル円の上昇が、ついに日足レベルでも明確なトレンド転換を感じさせる動きになってきました。
特に印象的だったのは、145.90円付近まで一気に駆け上がった強い陽線。
この動きによって、これまで上値を抑えていた20〜25MAの中期帯やオレンジのレジスタンスゾーン(144.3〜144.9円)を実体でしっかり突破してきました。
ここ最近のドル円は、方向感に迷いながらもじわじわと下値を切り上げていた状況。
しかし、今回の上抜けで「下落トレンドは一度終わり、上昇トレンドへ切り替わった」ことがチャートから読み取れるようになってきました。
ではここからどう戦っていくべきか?
マルチタイムフレームでの環境認識と、今日の戦略を整理していきます。
日足

145.90円付近まで大きく上昇して、大きな陽線が確定。
20〜25MA帯とオレンジのレジスタンスゾーン(約144.3〜144.9円)をローソク足の実体で明確に上抜けしました。
長く続いた下落トレンドが終わりを迎え、日足レベルで上昇トレンドへの転換が示唆される状況です。
上には147.85〜148.00円付近に強めのレジスタンスゾーンが控えていますがそこまで目立つラインがないので伸びていきやすそうだなって思います。

ただし、決めつけは厳禁。
4時間足


明確な上昇トレンドに転換。
20~25MA帯と75MAがゴールデンクロスを形成。
200MAも上抜け済み、現在はその200MAラインにサポートされて上昇継続中。
押し目を作らずに急騰しているため、「休憩を待ってから乗る」意識が重要になってきます。
1時間足


短期〜中期の3本のMAが上向きでパーフェクトオーダーを形成中。
強い上昇のあとの一服感もある感じです。
現在はやや揉み合いながらも押し目待ちの局面となっています。
戦略まとめ
今日のエントリーの戦略をまとめると。。。
シナリオ①:押し目買い(本命戦略)
【押し目候補】
144.500円付近
【根拠】
過去の抵抗帯(今はサポート)+H1短期MA群+FIB 38.2%にも一致する可能性あり
このゾーンまで下げてきたら、ローソク足での反発パターン確認後にロングエントリー
【利確目標】
第1目標:直近高値 145.90円
第2目標:147.85円前後(日足レジスタンスゾーン)
シナリオ②:高値追い(短期トレンドフォロー)
146円を明確に上抜けてからの再押し→上昇継続のパターンで短期ロングを狙う。
ただしリスクリワードが悪化しやすいため、深追いには注意。
シナリオ③:逆張りは危険(強トレンドのため)
現時点では売りは危険ゾーン。
上昇トレンドに逆らう動きはあくまで利確売り程度と見るのが無難。
上位足でトレンド転換が確認されたため、基本は押し目買いスタンスで一貫すること。
ファンダメンタルズ(米指標や要人発言)には引き続き注意。
本日中に急落が起きたとしても「144.500を守る限りは買い目線維持」。