今日(5月5日)は、日本が祝日ということもあり、東京時間は静かな動きになるかもしれません。
ただし、週末の雇用統計明けで米市場は動意づく可能性があり、ロンドン時間以降の流れに乗る戦略が現実的です。
そして、チャートだけを見れば──
- 中期では押し目買い継続中
- 短期では分岐点に位置している
そんな状態。
この記事では、日足〜15分足までのマルチタイムフレーム分析を通じて、「今日はどこでどんな形になれば、エントリーできそうか?」を具体的に見ていきます。
日足

日足は明確な上昇トレンドではなく、下降チャネル内での動きが続いているようにも見えます。下限チャネルのミドルラインを超えたところですね。
ただし、
- 週足の上昇チャネルの下限
- 押し目ゾーンである144.00台
でしっかりと支えられており、大きく下げることなく再び上を試すような形に見えます。
このため、「日足ではまだブレイクとは言い難いが、転換の兆しは出ている」と判断できるかなと私は思っています。
日足レベルでの下降トレンドの終了は、すでに安値と高値が切り上がりつつある構造から見てとれます。
ただし、明確なトレンド転換(=上昇ダウ)として認識するには、147.80〜148.30の戻り高値ゾーンを上抜ける必要あり。
つまり「下落トレンドは終わったが、上昇トレンドに切り替わったとまでは言えない」状態です。
4時間足

チャート上では高値・安値を切り上げる動きが見られ、調整からの上昇初動のようにも見えます。
ただし、145.20のネックラインが強く、過去に何度も止められているラインです。
現在は、144.50〜145.20の中間ゾーンでの揉み合い中ですね。
よって、4時間足では「上昇を試すが一度止められるかも」という一時的な売り圧力にも注意が必要な場面です。
1時間足

戻り高値(145.00〜145.20)を一度はブレイクしたものの、その後陰線で押し戻されています。
ただし、大きく崩れてはおらず、現在は横ばい気味。
3本のMA(15MA・20MA・75MA)はゴールデンクロスしており、じわじわと上昇の下地は整ってきています。
つまり、「方向感が出るのはまだ先かもしれないが、トレンド転換の初動の可能性はある」というやや中立寄りの環境です。
15分足

高値・安値の切り上げが見え始め、下降トレンドの終焉を示すようなパターン。
フィボナッチリトレースメントでは、
下降トレンドに引いたフィボ61.8%ラインでいったん頭を押さえられていたが
上昇トレンドに引いたフィボ23.6%ラインでしっかりと支えられて反発中です。
MAもすべて上向き、MA同士の並びも好転しており、上昇優位な状態に移行しつつあります。
上記のことから「ネックライン145.20を明確に抜けたら一気に上昇する可能性がある」と見ています。
5月5日(月)戦略まとめ(デイトレード視点)
環境認識から今日のデイトレード視点での戦略は3つ!
パターン①:ブレイク狙い(逆指値買い)
- エントリー条件:145.20を明確に上抜け(できれば5分足・15分足のローソク足で陽線確定)
- エントリー価格:145.25付近(逆指値)
- 利確目標:145.90(直近高値)
- 損切り:145.00割れ(直近押し目ライン)
パターン②:押し目買い狙い(順張り)
- エントリー条件:フィボ23.6%(144.85〜144.90付近)で反発の形が出る(ピンバーや包み足など)
- 利確目標:145.20
- 損切り:144.70割れ
パターン③:逆張りショート(チャネル内に戻る前提)
- エントリー条件:145.20で明確に上ヒゲを出し、長い陰線で押し戻される
- エントリー価格:145.15〜145.20
- 利確目標:144.60〜144.40
- 損切り:145.35超え(ブレイク否定)
最後に
今回のように、15分足ではトレンドが好転しつつあり、MAやフィボの形も整ってきている中で、上抜けを狙う戦略が有利かなと思っています。
ただし、ネックライン145.20の強さは過去の動きからも明白。
ブレイクするにしてもダマシが入りやすい価格帯です。
だからこそ、
- 5分足・15分足でのローソク足の形
- ロンドン時間以降のボラティリティ拡大
などをしっかり見極めながら、その場その場の状況にあわせて柔軟に対応することが大切ですね。
今日も頑張っていきましょう!

無理のないトレード、分からない時は入らないようにしていきたいです!