昨日は大きく下げたドル円。
今朝は、上昇から始まり日足・4時間足・1時間足が複雑に絡み合う場面。
下降トレンドの中で一時的に反発している局面ですが、どこまで戻るのか、それとも再び安値を目指すのか——重要な分岐点にいる感じですね。
今日もマルチタイムフレーム分析をし、環境認識と戦略を考えていきます。
日足

明確な下降トレンド継続中。
3本のMA(短・中・長期)はパーフェクトオーダーで下向き。
ローソク足は週足レベルの上昇チャネルライン(赤点線)を実体で下抜けたように見えます。
ただし、過去にも何度か“ヒゲ抜け→戻り”が起きており、完全なブレイクとは言い切れない状態と思っています。
直近安値もまだ明確には更新しておらず、下げ止まり~調整戻しの可能性も。
4時間足

上昇チャネル(緑)の下限を実体で大きく割れた動きが確認でき、下落が強まった状況。
143.05~20のサポート帯もブレイクしていたが、下のゾーン143.00〜142.85あたりで反発しています。
今朝にかけて大きく上昇している状況ですが
ダウ理論上の起点(=141.95)はまだ割れておらず、厳密には上昇ダウ継続中。
1時間足

143.08〜143.20のサポート帯(緑)を実体で上抜け、現在は戻りの途中。
上昇が続けば、143.35を明確に上抜けてキープできるかがポイントになりそうですね。
そこを超えれば短期的に下落トレンド終了と見なせます。
ただし、すぐ上には143.50~75の強い抵抗帯(青)が控えており、ロングは慎重にしたい場面。
今日の戦略まとめ
以上のことから今日の戦略をまとめますと。。。
ロング戦略(短期)
①143.08〜143.20の緑サポート帯を上抜け&リターンムーブ確認後に反発狙いロング。
→ 目標は143.50〜75の抵抗帯まで(超短期向け)。
②青ゾーン(143.50〜75)を明確に上抜け→サポレジ転換が確認できれば、再度ロングを検討。
ショート戦略
143.08〜143.20を再度下抜け→戻り売りサイン(包み足、MA反発など)出現でショート。
→ ターゲットは142.85→142.52→141.95
141.95を明確に割ってきたら、4時間足の上昇ダウが崩れ、ショート優位な流れへ。
保留・レンジ警戒ゾーン
142.85〜143.50のゾーンは方向感が出にくく、レンジ化する可能性。
→ その際は5分足レベルで細かくタイミングを取るか、静観も有効。
- 日足は下落トレンド継続中だが、直近安値更新できず反発の動きも見られる。
- 4時間足ではチャネル下限割れも、ダウ継続中。
- 1時間足では戻り局面。ただし上には抵抗ゾーンが控えるため、ロングは超短期意識。
今は「下落継続か、戻り継続か」の分岐点。
無理なエントリーを避け、しっかり環境認識とライン・MA・ローソク足を組み合わせてシナリオを立てていきたいと思います。
明確なサポレジ転換を待ってから、確率の高い場面だけにしぼっていきたい1日です。