含み益を見ていたはずなのに、気がつけば建値決済または損切り…。
「あのとき利確していれば…」と後悔するトレードが、いつの間にか増えてしまうことありませんか?
私自身、利を伸ばすことを意識するあまり、含み益を逃して結局マイナス決済になってしまう場面が何度もありました。
もちろん、“利を伸ばす”ことは理想的です。
勝てるトレーダーの多くはRR(リスクリワード)を意識し、利益を最大化しています。
でも、「それが自分の性格や環境に合っていない」と気づいたとき、出口戦略を見直すこともひとつの方法です。
今回は、私の失敗談をベースに、“含み益を守る”コツコツ型の利確スタイルをシェアします。
よくある「含み益→損切り」のパターン
損切10pips、利確30pipsを目指して保有する → リスクリワードを意識してトレードしているつもりでも、30pips取れる根拠が明確ではないと崩れやすい。
一時は+15pipsまで含み益を見る → 「半分利確しようかな…」と思いながらも、“もっと伸びるかも”と利確できない。
「まだ伸びる」と思ってホールドする → チャート根拠ではなく、期待だけでポジションを保有し続けてしまう。
結果、反転して建値…さらに損切り → 結果的に”含み益”が一番高値だった…というよくある後悔パターン。
この流れ、私は何度も繰り返しました。
“利を伸ばす”が目的になってしまい、“確実に勝つ”という視点が薄れていたんです。
自分に合った出口戦略が必要だと気づいた
実は私、家事・育児の合間にチャートを見てトレードしている主婦トレーダーです。
ですので、、、
チャートをずっと見ていられない
→ ポジションを持った後に子どもに呼ばれる…なんてことは日常茶飯事。
一度含み損になると不安になりやすい
→ 「このまま戻らなかったらどうしよう」と、利確・損切の判断が鈍る。
ポジション保有が長いとストレスになる
→ 1時間以上保有しているだけで、「もう決済したい…」という気持ちに。
こういった自分の性格と生活リズムを考えたときに、「利を伸ばす」スタイルが合っていなかったと実感しました。
そこで、思い切って“コツコツ利確型”に切り替えました。
私のコツコツ型・利確ルール
①1回のトレードで狙うのは10~20pips
→ 値幅が狭くても、狙いやすいレンジ内で勝負。
②損切幅も10~15pips以内におさえる
→ リスクとリターンのバランスが自分のメンタルにフィット。
③目標pipsに達したら迷わず利確(トレールしない)
→ “もっと取れるかも”を排除して、明確な出口を守る。
④RRは1:1〜1:1.5を基本に
→ トータルで勝つための最低限のバランスを確保。
このルールに変えてから、含み益が減るストレスがほぼゼロに。
「利が伸びなかった」後悔より、「しっかり取れた」安心感の方が大きくなり、メンタルも安定してきました。
それでも利を伸ばしたいなら?
もちろん、「勝率が高いからこそ、利をもっと伸ばしたい」という気持ちも分かります。
その場合は、次のような工夫がおすすめです:
・半分利確して残りを伸ばす
→ 安心できる利確を先に済ませて、後半は気楽に見守れる。
・トレールストップを使う
→ 含み益を守りながら、相場に乗っていくやり方。
・明確な抵抗帯で分割決済
→ “どこまで伸びるか分からない”不安を解消できる。
出口戦略に“これが正解”はありません。

相場・戦略・性格に合わせて、自分なりの型を持つことが大切です。
まとめ
含み益を逃して損切になるのがつらいなら、早めの利確は正解!
自分の性格やトレード環境に合った利確ルールを持つことが大切です。
FXは“勝てる戦い方”を自分で選べる自由な世界でもあります。
“利を伸ばすこと”がすべてじゃない。
“確実に勝ちを拾っていく”というトレードスタイルも、十分に価値がありますよ。