「環境認識、大事なのはわかってるけど、何を見ればいいの?」
私も最初は環境認識というものをどのようにやればいいか分かりませんでした。
日足・4時間足・1時間足・15分足…どこをどう見て、どう判断していけばいいのか分からず、毎回目線がコロコロ変わってしまったことも。
この記事では、そんな私が実際に実践している「時間足の使い分け」を、わかりやすくご紹介します。
環境認識とは「方向感をつかむ作業」
環境認識とは、ただチャートを見ることではなく、
「今の相場は買い目線か?売り目線か?それとも様子見か?」を判断する作業です。
つまり、「エントリーする前の前提条件を整える」ためのステップ。
環境認識がしっかりできていれば、エントリーの精度は格段に上がります。
時間足ごとの役割を知ろう
それぞれの時間足には明確な“役割”があります。
🔹 月足・週足(参考程度)
月足や収束は長期的な大きな流れを見るための地図のようなもの。
歴史的な高値・安値、トレンドの全体像を把握しておくことが大事です。
基本は「サポレジ確認」「背景認識」として使います。
※月足や週足レベルの重要ラインは下位足では反応する可能性が高いので、しっかりとラインを引いておくといいですよ。

私はラインの色を各時間足、変えてみています。
🔹 日足(方向性を決める足)
日足は、今のトレンドが上昇か下降かを判断します。
高値・安値の切り上げ下げ、ローソク足の形、移動平均線の向きなどで目線を固定するといいですね。
「買い目線か売り目線か」は、まずこの足で判断していきます。
🔹 4時間足(ゾーンと戦略を組み立てる)
4時間足では、日足の目線に従って、押し目・戻りを探していきます。
サポート帯やレジスタンス帯を具体的に引くと分かりやすくなります。
MT4やMT5などを使っているのであれば、図形の長方形をつかっていくと便利です。
ダウ理論(高値安値の更新)も重視して、転換の可能性もチェックしていきましょう。
🔹 1時間足(タイミングの検討)
1時間足では4時間足のゾーン内でどう動いているかを見ていきます。
MAやローソク足の形状で「入れる形かどうか」判断し、
小さなWボトムや三尊などのプライスアクションも確認していきます。
🔹 15分足(最終確認・エントリーのタイミング)
15分足は、エ実際にどのタイミングで入るかを細かく見ていきます。
高値安値のブレイク、MA反発、ローソク足確定後の動きなど、精度を高めるための“最終チェック足”をチェックしエントリーをしていきます。



時間がかかるように感じますが、慣れると15分もあればできるようになっていきますよ!
目線がブレる原因とその対策
「上だと思っていたのに、1時間足で下がってきた…」
「どっちか分からなくなって飛び乗ってしまった…」
こんな“目線のブレ”は、時間足の使い分けが曖昧なまま、感覚でトレードしていると起こりがちです。
対策は、「この時間足で何を判断するのか?」をあらかじめ決めておくこと。
- 日足で目線を決める
- 4時間足でゾーンを見る
- 1時間足で動きを精査する
- 15分足でタイミングを取る



この流れをパターン化しておけば、迷いが減っていきますよ。
【私が使っている時間足のルール】
私自身は、基本的にこのように使っています。
- 日足で目線を固定(トレンドか、レンジか)
- 4時間足でゾーンを引く(押し目・戻り、ネックライン)
- 1時間足でエントリーできそうな動きを探す
- 15分足でローソク足の確定・タイミングをとる



この流れで環境認識をルーティン化してから、 「目線がコロコロ変わってエントリーがブレる」ことが大幅に減りました。
まとめ|時間足を使い分ければ、環境認識は迷わなくなる
時間足の使い方が身につくと、環境認識は一気にラクになります。
大切なのは、「すべての時間足を見よう」とするのではなく、
“それぞれの役割を理解して、目的に応じて使う”こと。
最初は戸惑うかもしれませんが、 「見る目的」が明確になれば、迷いは自然と減っていきます。
環境認識はトレードの土台。
ブレない判断軸を身につけて、今日も自信を持ってチャートと向き合っていきましょう!