「10万円を1ヶ月で100万円にしました!」
「ゴールド一撃で50万円の利益!」
SNSを見ていると、そんな華やかな投稿が流れてくることがあります。
かつての私も「すごいな、羨ましいな」と思って、少しでも近づけるように真似してみようとしたことがありました。
でも、現実はうまくいかない。
でも、うまくいかない。 むしろ、真似したことで迷いが増えたり、自信をなくしたり、 0.02lotでもロスカットになる自分が、情けなく感じたりもしました。
そんな経験を重ねる中で、だんだんと気づいたんです。
「私とあの人では、見えている世界も、土台も違うんだ」と。
↓FXで1ヶ月で10万円から100万円になるのは現実的なのかを検証↓

真似しても勝てないのはなぜ?
SNSで見かけるトレードの“成功例”は、その人の「今の実力」と「タイミング」がかみ合って生まれた奇跡のようなもの。
でも人はそれぞれ、
- 同じ資金ではない
- 同じメンタルでもない
- 同じ経験量でもない
- そして、同じ相場環境でもない
つまり「条件がまったく違う」のです。

同じようにやっても、違う結果になるのは当然なんですよね。
よくある“誤解”
私自身が勘違いしていたこと、SNSを見ていて信じてしまいそうになる“誤解あるある”を紹介します。
✔ 勝率が高いから勝ってるわけじゃない
勝率90%と聞くと、すごくうまくいっているように見えますよね。
でも、その勝率を維持するために「損切を極端に遠くに置いている」こともあるし、 1回の損失でそれまでの利益を吹き飛ばすようなハイリスクな運用をしている可能性もあります。
✔ 損切が狭い=有利、とは限らない
「損切3pips」とか「1分足で反発を狙うスキャル」などもよく見かけますが、 それって“プロ並みの精度”がなければ損切貧乏になりやすい。
私の手法では到底対応できない世界でした。
✔ ハイレバが怖いのは「負けたとき」
レバレッジをかけてうまくいけば一気に資金は増えます。
でもそれは、全勝した場合の話。 実際は連敗することもあるし、途中で感情がブレて崩れることもある。
0.02lotでもロスカットした私には、1lotで戦える人がまぶしく見えたけれど、 それを「真似しよう」とすることがそもそも危険だったんです。



「それ、私も思ってた…」という方がいたら、ちょっと立ち止まって、自分の現実と照らし合わせてみてください。


危険なのは“そこだけ切り取って信じること”
SNSでは「勝った瞬間」だけが切り取られて発信されていることが多いです。
でもその裏には
- 実は過去に何度も資金を飛ばしている
- たまたまうまくいった1ヶ月だけを載せている
- デモトレードや演出だった、なんてことも
そんな可能性だってあるわけです。
「この人のようになりたい」と思うのは自然なこと。
でも、それをそのまま“行動に落とし込む”のは別問題です。
自分にとっての現実と向き合わず、 見栄えの良い戦略だけを取り入れてしまうと、破綻するのは時間の問題です。
じゃあ、どうしたらいいの?
私がたどり着いた答えは、すごく地味で、時間がかかるものでした。
- 自分に合った損切幅、ロット数、通貨ペアを見つけること
- 勝ちやすいパターンをひとつだけ決めて、検証すること
- デモでもいいから「連敗に耐える経験」を積んでおくこと
- 資金を一気に増やすよりも、「減らさず続ける」ことに集中すること
最初は0.01lotで「+200円」が精一杯だったけれど、 今では「このエントリーには根拠がある」と思えるだけでも、前より前進しています。
まとめ|憧れるのは悪くない。でも、焦らないで
あこがれのトレーダーさんを目標にするのは、素敵なことだと思います。
でも、その人と同じ場所に“今すぐ行こう”とすると、無理が出ます。
トレードって、地味で、孤独で、感情に揺さぶられる作業です。
だからこそ、自分のペースで、自分に合ったやり方で、 少しずつ積み重ねていくことが本当に大事なんだと思います。
あなたの相場は、あなたが作る。
焦らなくて大丈夫。
トレードは誰かとくらべるものじゃないから。。。